2026年3月30日、長野市の珈琲アウラにて、
MegustaとEl Origenによる合同カッピング会を開催した。

本会は長野での初開催!
会場は古民家を改装したロースタリーで、
木の温もりと静かな空気が印象的な空間であった。
■ 出品構成

- ペルー:8種
- コロンビア:12種
合計20種
品種・プロセスともに幅を持たせ、
比較・評価がしやすい構成とした。
■ カッピング環境

- 粉量:10g
- 湯量:170cc
- グラインド:MAHLKÖNIG X54(メモリ10)
準備段階から参加者が自然と手を動かしながら交流ができたので場の一体感が形成されていった。
■ 評価傾向(ヒアリングベース)

特に多く名前が挙がったのは以下のロット:
- オアシス農園 ゲイシャ(樫の木箱発酵 Washed)
- タビ “Winter Candy”(Natural)
- ロス・アグアカテス農園 コロンビア種(Semi Washed)
華やかさ・発酵由来の個性・クリーンさといった
異なる評価軸がそれぞれに存在し、
参加者ごとに興味の方向性が分かれる点も興味深い。
■ 焙煎比較(コロンビア種)

今回、コロンビア種に限定して
同一ロットを以下の3段階で提供した:
- Light
- Medium
- Full City
焙煎度による変化は明確で、
酸の輪郭、甘さの出方、ボディ感の構成が大きく異なる。
特に、どのレンジで“キャラクターが最も素直に出るか”については、
参加者間で意見が分かれ、
単一の正解ではなく用途や設計思想による選択の重要性が確認された。
この試みは、単なるカッピングを超え、
実際の提供を前提とした検討の場として機能していたように思う。
■ 空間と体験

レコードの音、木の質感、
そしてゆっくりと広がるコーヒーの香り。
参加者はそれぞれ静かにカップへ向き合いながら、
時折言葉を交わし、
感覚と知見を共有していく。
評価と対話が同時に進む、
密度の高い時間だった。
■ 総括

長野での初開催は、
過度な緊張感ではなく、
参加者さんとインポーターが会話しながら、意見交換も活発で有意義な交流が共存する場となった。
カッピングは単なる品質評価ではなく、
解釈を共有し、
次の一杯を設計するためのプロセスでもある。
そのことを、あらためて実感する夜となった。
