2026年5月、ボゴタ。
Café Directo S.A.の主催により、メグスタ向けのプライベートカッピング会が開催された。
会場は、コロンビアの輸出会社 Cata Exports S.A. のラボ。
静かな空間に並んだのは、2026年クロップを中心とした28種類のコーヒーだった。
■ 今回のテーマ

今回の目的は、単純な買い付けではない。
「2026年、日本でどんなコーヒー体験を提案できるか」
その方向性を探るためのカッピング会だった。
■ カッピング構成

今回は大きく3カテゴリーで実施。
- Regional
- Specialty Washed
- Specialty Honey & Natural
特に後半は、
コロンビアの現在地を感じさせるようなラインナップだった。
■ 今年、特に印象に残った品種たち

今回のセッションでは、
- Sidra
- Ombligón
- Pacamara
- Tabi
- Wush Wush
- Yellow Bourbon
- Pink Bourbon
など、近年注目されるエキゾチック品種を数多く試すことができた。
中でも印象的だったのは、Ombligón。
白い花、トロピカルフルーツ、ブラックティー。
さらに、ルロやスイカの皮を思わせる独特のニュアンス。
まだ日本ではほとんど知られていないが、
非常に大きなポテンシャルを感じる品種だった。
また、Sidraの一部ロットでは、
ブルーベリーやストロベリーのような果実感と、
強い甘さが共存していた。
■ 発酵から“品種表現”へ

ここ数年、コロンビアでは発酵由来のインパクトが注目されてきた。
しかし今回強く感じたのは、
「発酵で作る個性」よりも、
“品種そのものの個性をどうクリーンに表現するか”
という方向への変化だった。
もちろん、Tabiのようにシナモンを思わせる強いキャラクターを持つロットも存在する。ただ、その一方で、透明感や質感を重視したロットが確実に増えている。
■ リージョナルへの関心
今回は、リージョナルロットも複数カッピングした。
メグスタとしては、これまでマイクロロット中心だったが、
- 日常使いしやすい価格帯
- 焙煎適応性
- 安定供給
という観点から、
今後はリージョナルカテゴリーにも可能性を感じている。
■ これから
今回選定したロットの一部は、日本へサンプルを持ち帰り、
改めて日本国内で評価を行う予定。
まだ正式輸入は決まっていない。
しかし、2026年後半に向けて、
これまでとは少し違う景色が見え始めている。
“華やかさ”だけではない。
“発酵”だけでもない。
その先にある、
コロンビアコーヒーの次の表現を探していきたい。
終わり
